2018年1月12日金曜日

『うつヌケ』を読んで

『うつヌケ』(田中圭一/角川書店)を読みました。


実は以前、うつ病になったことがあるので、うつ関連の本はとても興味があります。

あとから「うつ病」ではなく「双極性障害Ⅱ型」だとわかったのですが、やはり「うつ状態」の苦しさのほうが強く印象に残っています。(「躁状態」のときは、「苦しさ」より「恥ずかしさ」のほうが強かったかな)

『うつヌケ』で特に印象に残ったのは、p.100にある精神科医の言葉。


医師から見てうつ病になりがちな人ってなにか共通項があるんですか?
はい 「認知がゆがんでいる人」が多いですね

「認知のゆがみ」は「思考のクセ」とも言い換えられます。

私も、ひとつダメだと、ぜんぶダメだと思い込んでしまうクセがあります。

ひとつ仕事がうまくいかないと、自分にはこの仕事をやる才能がないのではと思ったり。

ひとりから文句を言われると、みんなから嫌われているのかもと思ったり。

なんでも「一般化」したり、決めつけたりする傾向もあります。

そういうクセ(認知のゆがみ)があるということが、やっと自覚できるようになりました。

あとは直していくだけですが、これがなかなか難しいです。